英大手小売、クレジットサービスを新たな成長戦略の柱に

英国の大手小売企業の間で、クレジットサービスが新たな成長戦略の柱として台頭している。Frasers Group、Currys、John Lewisなどが昨年、金融サービスの提供内容を刷新した。背景には後払い決済(BNPL)市場の急拡大があり、Adobe Analyticsによると今年1月のBNPL利用によるオンライン支出は前年比3.3%増の12.6億ポンドに達した。各社は単なる決済手段の提供にとどまらず、顧客との関係を購入後も継続させ、リピート購買や収益基盤の多様化につなげる狙いを強めている。

  • Frasers GroupのCFO Chris Woottonは、店舗拡大戦略が一巡する中、今年の英国事業の成長は自社の柔軟決済サービス「Frasers Plus」が牽引すると述べた。
  • Frasers Groupは今月、クレジット・ロイヤルティサービスの提供先をオンライン家電専門店Marks Electricalに拡大し、第三者提携をさらに強化した。
  • Currysは昨秋にクレジット提供内容を刷新し、購入後の顧客体験の強化を図った。
  • John Lewisは個人ローン商品を再始動させ、Klarnaと提携して柔軟な支払いオプションを拡充した。
  • Next、M&S、Veryなど、以前からクレジットサービスを提供してきた既存プレイヤーに、これら各社が続く形となっている。
  • John Lewis Moneyの責任者Andy Piggottは、家電などの高額商品購入時にクレジット利用が特に伸びていると指摘した。
  • Currysでは支出の5分の1がBNPLサービス経由であり、自己名義のクレジットカード利用を上回っている。
  • Currysの責任者Joshua Fabian-Millerは、クレジット利用顧客は非利用顧客に比べ12か月以内の再購入率が2倍高く、顧客満足度(NPS)も約20%高いと説明した。
  • Frasers Plusは2023年6月にSports Directで開始され、同年9月にグループ全体に統合された。10月末時点で利用者数は37.7万人、オンライン取引の13.7%を占め前年の2.8%から急増した。
  • Frasers Groupは長期目標として顧客200万人、クレジット残高6億ポンドを掲げており、THGブランドやHornby、Marks Electricalなど第三者への展開を進めている。

着目点:クレジット・BNPLサービスは、単なる決済手段の提供を超え、顧客との継続的な関係構築とリピート購買促進、さらには新たな収益源の確保という複合的な戦略的価値を持つ。店舗拡大が飽和しつつある英国市場において、金融サービスを軸とした顧客エンゲージメント強化は、今後他の小売業者にも波及する可能性が高く、業界全体の競争軸の変化を示唆している。

注釈:本記事は、AIを活用して作成しています。

元記事:こちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました