英国で約500店舗の食品店を展開する独立系協同組合OurCoopにおいて、最高経営責任者の報酬が前年比3倍以上となる2.2百万ポンドに達したことが明らかになった。売上・利益が減少し、会員向けの利益分配も見送られる中での大幅な報酬増加に対し、組合員から批判が噴出している。
- OurCoopの最高経営責任者Deborah Robinson氏の総報酬は年間2.16百万ポンドに上昇した。
- 基本給が11.5%増加したほか、110万ポンドのインセンティブ支払い、40万ポンドの一時的裁量報酬が含まれる。
- 財務・技術・不動産担当役員Selina Butterfield-Mashoofi氏の報酬も113万ポンドへ急増した。
- 同氏には50万ポンドのインセンティブ支払いと21万2015ポンドの一時金が支給され、基本給も25万7606ポンドから40万ポンドに引き上げられた。
- OurCoopは昨年のCentral CoopとChelmsford Star Co-operative Societyの合併により設立され、本年1月にはMidcounties Co-operativeも統合した。
- 統合後のグループ売上高は4.4%減の8億4460万ポンドとなり、営業利益はほぼ半減の430万ポンドに落ち込んだ。純負債は3600万ポンドに増加した。
- 同社はCo-op Groupとのサプライ関係にも影響を受けており、同グループは昨年サイバー攻撃を受けていた。
- OurCoopは、戦略的変革期における幹部流出リスクを懸念し、従来の報酬方針を見直したと説明している。
- 年次報告書は20日の総会で85%の賛成を得て承認されたが、一部の組合員は業績悪化と報酬増加の整合性に疑問を呈している。
- OurCoopは2026年に向けて従業員給与引き上げのため850万ポンドを追加投資すると発表し、全従業員に対して全国生活賃金を上回る時給を適用するとした。
【着目点】業績悪化と組合員への利益分配見送りの一方で、経営陣報酬が大幅に増加した本件は、協同組合特有のガバナンスと説明責任のあり方を問う事例である。合併による組織再編や戦略転換期における人材確保という経営判断と、組合員・従業員の納得感との両立が課題となっており、流通業界における報酬制度設計やステークホルダー対応の在り方を考える上で参考になる。
注釈:本記事は、AIを活用して作成しています。
元記事:こちら


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