「不透明」なロイヤルティ割引、実質的な値引きでない場合も Which?調査が指摘

英消費者団体Which?の調査により、Boots、Co-op、Morrisons、Sainsbury’s、Superdrug、Tescoといった大手小売業のロイヤルティカード割引が、必ずしも実質的な値引きになっていない実態が明らかになった。Which?は「不透明で紛らわしい」価格設定慣行への対応を求めている。

  • Which?は6社にまたがる約12,000商品の価格を調査し、疑わしい非会員価格や「ぼったくり」と呼べる事例を発見した。
  • 一部商品は常時プロモーション対象となっており、他の商品はオファー終了後も非会員価格に戻らなかった。
  • Bootsでは、Oral B iO7電動歯ブラシが「非会員400ポンド、会員150ポンド」と表示されていたが、実際には400ポンドだった期間はわずか13日間で、それ以外は全顧客に150ポンドで販売されていた。
  • Sainsbury’sのBirds Eye社製チキンナゲットも、非会員5.50ポンド・会員4ポンドとされていたが、ロイヤルティ割引導入前はわずか3週間だけ5.50ポンドで、それ以前は全員5ポンドだった。
  • Bootsは、Price Advantageを含む全プロモーションが英国貿易基準協会(Chartered Trading Standards Institute)の定める法令・ガイドラインに基づき検証されていると回答した。
  • Sainsbury’sは、インフレや季節要因、プロモーションが価格に影響することを顧客は理解していると主張し、業界の価格設定指針に従っていると述べた。
  • Tescoでは調査対象商品の10%が、非会員価格である期間が全体の半分未満だったことが判明。Sainsbury’sは5%、Co-opは3%だった。
  • Which?の小売担当編集者Ele Clark氏は、二段階価格設定の広がりにより非会員は多く支払うことになりやすく、消費者は高く見える非会員価格に疑念を強めていると指摘した。
  • Which?は、価格設定に関する法令ガイドラインをロイヤルティ価格にも対応する形で更新し、規制当局が違反企業を取り締まりやすくすべきと提言した。
  • 一方、ロイヤルティ会員制度は平均的には節約につながっており、平均節約率はSuperdrugで33%、Morrisonsで25%、Sainsbury’sで24%、Tescoで23%、Bootsで10%だった。

【着目点】本件は、英国大手小売各社が導入するロイヤルティプログラムの価格透明性に対する消費者・規制当局の視線が厳しさを増していることを示している。二段階価格設定は会員獲得や囲い込みに有効な一方、非会員価格を意図的に高く設定する「非対称値付け」への批判が強まれば、ブランド信頼や規制対応コストに影響しかねない。競争市場庁(CMA)の継続的監視も踏まえ、各社は価格設定の合理性と説明責任をより明確にする必要がある。

注釈:本記事は、AIを活用して作成しています。

元記事:こちら

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