JD.com、10年超ぶりの減収で株価急落 英欧展開は加速

業績

中国EC大手JD.comが2026年8月、2014年の株式上場以来初となる四半期減収を発表し、香港上場株は10%超、ナスダック上場株も7%下落するなど株価が急落した。英国の新興マーケットプレイスJoybuyを傘下に持つ同社は、収益性改善や欧州展開の加速といった動きも同時に見せており、業績と戦略の両面で転換点を迎えている。

  • JD.comの第2四半期売上高は前年同期比2.9%減の380億ポンドとなり、2014年の上場以来初の減収を記録した。
  • ただし売上高自体はアナリスト予想を上回った。
  • 香港上場株は発表後の金曜日に10%超下落し、ナスダック上場株も前日に7%下落した。
  • 減収の背景には、前年に中国政府が実施した家電・家庭用品の買い替え補助金制度による押し上げ効果があり、その反動で比較が厳しくなったことがある。
  • CEOのSandy Xu氏は6月以降に販売モメンタムの改善が見られたとし、下半期には家電部門の成長が大きく強まると見込んでいる。
  • 減収にもかかわらず、純利益は前年の6.8億ポンドから約15%増の7.8億ポンドに拡大した。
  • 調整後純利益も20%超増加し、9.76億ポンドとなった。
  • 利益改善の背景には、フードデリバリー事業における大規模なマーケティング投資の抑制がある。同事業ではAlibabaやMeituanと競合している。
  • JD.comは今年、英国および欧州でJoybuyを立ち上げ、Amazonなどに対抗する構えを見せており、欧州の物流網や倉庫インフラへの投資も進めている。
  • 欧州展開では、英家電量販Currysの買収を試みたが失敗し、SainsburyからのArgos買収交渉も昨年打ち切った経緯がある。さらに独MediaMarkt・Saturnを擁するCeconomyに対し22億ユーロの買収提案を行っており、EU当局は外国政府補助金の関与について審査している。

【着目点】今回の減収は一過性の比較要因が大きいとはいえ、中国国内のEC市場の成熟化を象徴する動きとも言える。一方で利益率改善とともに、欧州における積極的なM&A・出店戦略を継続している点は注目に値する。Ceconomy買収を巡るEUの補助金審査の行方は、中国企業による欧州小売業進出の今後を占う試金石となる可能性があり、業界関係者は注視すべきである。

注釈:本記事は、AIを活用して作成しています。

元記事:こちら

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