英国産業連盟(CBI)が発表した最新の流通業調査(Distributive Trades Survey)によると、2026年6月の英国小売売上高は、消費者信頼感の低下とコスト上昇圧力の継続により、前月より一段と厳しい落ち込みとなった。小売業界は夏の始まりを「憂鬱な」雰囲気で迎えた形だ。
- CBIの調査では、6月の小売売上高の前年比加重平均バランスは-54となり、5月の-46から悪化した。
- 季節平均を下回る度合いは2年以上で最大となり、バランスは前月の-35から-40に低下した。
- 小売業者は7月もこの落ち込みが続くと予想しているが、ペースはやや鈍化し、前年比バランスは-45と見込まれている。
- CBIのチーフエコノミスト、Martin Sartorius氏は、消費者心理の落ち込みとコスト圧力の高まりの中、消費者が支出を抑制し続けていると述べた。
- 卸売売上高も6月の前年比バランスが-20となり、流通業全体の売上高は-33と、5月の-35とほぼ同水準だった。
- オンライン売上高は6月に横ばいとなり、5月の11%増から勢いを失った。
- 一方、小売業者は来月のインターネット売上高は大きく伸びると予想しており、予想バランスは+37となっている。
- サプライヤーへの発注は引き続き減少したが、5月の-39から-26へとペースは鈍化した。
- 在庫水準は長期平均とほぼ同水準だった。
- Sartorius氏は、企業の信頼感が依然脆弱な中、事業運営コストへの対応を含め、政府にはより明確で安定した政策方針が求められると訴え、事業用不動産税制改革やエネルギーコスト対策、労働市場の柔軟性を損なわない雇用改革の必要性を指摘した。
【着目点】今回の調査結果は、英国小売業界が直面する消費低迷の深刻さを改めて浮き彫りにしている。売上不振が小売にとどまらず卸売・製造業にも波及している点は、個別企業の施策では吸収しきれないマクロ経済環境の悪化を示唆する。オンライン売上の急回復予想とのギャップも注視すべきであり、今後の政策対応と企業のコスト構造改革の行方が、英国消費財市場全体の回復時期を左右する重要な要素となる。
注釈:本記事は、AIを活用して作成しています。
元記事:こちら


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