Hermès、第2四半期売上高が7%増 バーキン需要と観光回復が成長を牽引

Hermèsは第2四半期の売上高が為替変動を除いたベースで6.7%増加したと発表した。ハンドバッグへの根強い需要に加え、米州と日本での好調な販売、欧州における観光客需要の回復が、業界全体の市況を上回る成長を支えた。上半期売上高は70.2億ポンドとなり、通期の中期的な成長目標を維持する姿勢を示した一方、為替変動が6か月間で3.08億ポンド超の減収要因となったことも明らかにした。

  • 第2四半期売上高は35.1億ポンドで、為替変動を除くベースで前年比6.7%増、市場予想とおおむね一致した。
  • 報告為替レートベースでは第2四半期の増収率は4.8%にとどまり、欧州高級品企業が直面する為替の逆風を浮き彫りにした。
  • 上半期売上高は70.2億ポンドで、為替変動を除くベースで6.1%増、報告ベースでは1.6%増にとどまった。
  • 富裕層・超富裕層顧客への集中戦略が、裁量的支出の落ち込みが影響するより一般的な高級品消費者層との差別化につながっている。
  • 米州は上半期で最も好調な地域となり、為替変動を除くベースで15.3%増を記録した。
  • 日本は上半期で11%増、第2四半期では12.3%増に加速し、観光需要だけでなく現地顧客の需要にも支えられた。大阪のヒルトンプラザイースト店を拡張・改装し、6月には名古屋に新店舗を開設した。
  • フランスを除く欧州は上半期で8.8%増、第2四半期は8.3%増となった。6月にはロンドンのニューボンドストリート166番地に新たなHermès Maisonを開業した。
  • フランス国内は第2四半期に6.2%増と大きく改善し、現地需要の強化とパリへの訪問客回復が寄与した。
  • 中国を含むアジア太平洋地域(日本を除く)は2.5%増と、第1四半期からおおむね横ばいの成長にとどまり、エグゼクティブ会長のAxel Dumas氏は中国市場が安定化しつつあるものの本格的な回復には至っていないと述べた。
  • 皮革製品・鞍具部門は第2四半期に10.2%増、シルク・織物部門は12.2%増と最も高い成長率を記録した一方、香水・化粧品部門は9.5%減少し唯一のマイナス成長部門となった。

【着目点】Hermèsは、富裕層に特化した顧客基盤と、生産・流通を厳格に管理する希少性戦略により、高級品市場の低迷が続く中でも高い成長率と41%という高水準の営業利益率を維持している。他の上場高級ブランドが需要減速や中国市場の弱含みに苦しむ中、同社の垂直統合型のものづくりと供給制約を前提とした経営モデルは、ブランド価値と収益性の両立を図る上での一つの指標となる。一方で、為替変動や中国市場の本格回復の遅れ、中東情勢の不安定さなど、地政学的・マクロ経済リスクへの対応が今後の焦点となる。

注釈:本記事は、AIを活用して作成しています。

元記事:こちら

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